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アジア株 香港株は下落、中国海洋石油が10%超の急落、米政権がブラックリスト追加の準備

株式 

アジア株 香港株は下落、中国海洋石油が10%超の急落、米政権がブラックリスト追加の準備

東京時間14:10現在
香港ハンセン指数   26678.35(-216.33 -0.80%)
中国上海総合指数  3444.85(+36.54 +1.07%)
台湾加権指数     13849.59(-17.50 -0.13%)
韓国総合株価指数  2616.65(-16.80 -0.64%)
豪ASX200指数    6555.00(-46.05 -0.70%)
インドSENSEX30種  44149.72(休場)

アジア株は上海を除いて下落、感染拡大懸念から米株先物が下落していることが懸念されているもよう。

上海株は続伸、8月以来の高値をつけている。中国11月の製造業PMIが52.1と、2017年9月以来の高水準となったことが好感されている。非製造業PMIも56.4と、2012年6月以来の高水準となった。先週末に発表された10月の工業企業利益も2011年12月以来の高水準になるなど、中国経済の持ち直しが示唆されている。

香港株は下落。中国海洋石油が10%超急落している。ロイターによると、トランプ米政権は半導体大手SMICや中国海洋石油など中国企業4社をブラックリストに追加する準備が出来ていると関係者が明らかにした。アリババ・グループ・ホールディングスも下落している。中国当局がフィンテック業界の規制を見直していることから、アリババ傘下のアント・グループの新規株式公開(IPO)を来年実現できる可能性がますます低くなっていると複数の関係者の話としてブルームバーグが報じている。

豪州株は続落。ワインメーカーのトレジャリー・ワイン・エステートが5.8%安と大幅続落。先週末、中国商務省は豪州からの輸入ワインに反ダンピング関税を課すと発表した。同社CEOは「中国による関税適用の影響の軽減に努めている」と述べたものの、株価は下げ渋る様子は見られず。シティグループは同社株の投資判断を「買い」から「売り」に引き下げ、目標株価を21%引き下げた。NY原油価格が時間外で軟調なことから、サントスなどエネルギー関連も下落している。29日にOPECプラス会合が行われたが、来年1月に予定されている増産延期について合意できなかった。30日にはOPEC総会が行われる。

台湾で29日、新型コロナウイルス新規感染者24人が確認された。1日の感染者としては3月23日以降で最多となる。感染者数は少なく市中感染の脅威は小さいものの、予断を許さない状況が続いている。

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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