続伸、米原油在庫は4月以来の低水準まで減少=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=40.16(+1.88 +4.91%)
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.86~1.88ドル高。その他の限月は0.24ドル安~1.79ドル高。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫の取り崩しが続いたことが背景。7月に統計開始以来の最高水準まで積み上がった原油在庫は4月以来の水準まで減少した。季節的な定期改修で低調に推移するとみられていた製油所稼働率がしっかりと回復し、原油在庫の取り崩しにつながった。米メキシコ湾岸に上陸したハリケーン「サリー」によって海上油田の生産量が減少していることは、原油在庫の取り崩しを後押しするとみられている。ただ、ドライブシーズンが終了していることもあって、8月以降の石油製品需要は頭打ちとなっている。
時間外取引から10月限は上昇。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が減少したことが手がかり。通常取引開始後は40.33ドルまで一段高となった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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