反発、週報の発表を控えて買い戻しが優勢に=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=38.05(+1.29 +3.51%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.22~1.29ドル高。その他の限月は0.39~1.16ドル高。
米石油協会(API)や米エネルギー情報局(EIA)の週報の発表を控えて買い戻しが優勢だった。時期的な要因もあってコロナショック後の需要回復が鈍化することが警戒されているものの、先週のEIA週報に続き、需要が失速するのか不透明。先週分の内容はハリケーン「ローラ」が米メキシコ湾岸に上陸した影響が現れていた。米株式市場が反発したことも支援要因。英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大学は開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、副作用の疑いで治験を一時中断したものの、英FTによると来週にも再開する可能性があるという。
時間外取引で10月限は36.16ドルまで下落し前日安値に迫ったが、この水準で支えられると買い戻しが優勢となった。通常取引開始後も戻りが続き、38.45ドルまで上げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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