東京株式(大引け)=485円高、米株高受け7日ぶりに大幅反発
週明け3日の東京株式市場は前週末の米株高を引き継ぎ大きく買い優勢に傾き、日経平均は500円近い上昇で2万2000円台を回復した。
大引けの日経平均株価は前週末比485円38銭高の2万2195円38銭と7日ぶり大幅反発。東証1部の売買高概算は13億2265万株、売買代金概算は2兆3748億1000万円。値上がり銘柄数は1736、対して値下がり銘柄数は398、変わらずは38銘柄だった。
きょうの東京市場は広範囲に買いが優勢となった。前週末まで日経平均は6日続落し、この間に1100円以上も値を下げていたこともあって、リスクオフの巻き戻しで大きく切り返す展開となった。前週末の米国株市場ではアップルが好決算を背景に10%を超える上昇をみせ時価総額世界トップに返り咲くなど物色人気を集め、全体指数の上昇に寄与したが、その流れを受け東京市場でも好決算銘柄を中心にリスクを取る動きが強まった。日経平均は大幅にギャップアップして始まった後も先物主導の裁定買いや、一部年金資金の買いなども観測され下値を徐々に切り上げる展開となった。中国上海株市場が経済指標の発表を受け強い動きを示したことなども追い風となった。値上がり銘柄数は1700を超え、東証1部全体の8割の銘柄が上昇した。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が断トツの売買代金をこなし買われたほか、ソニー<6758>も物色人気、ファーストリテイリング<9983>も1600円を超える上昇をみせた。Zホールディングス<4689>がストップ高となり、ZOZO<3092>も買いを集めた。トヨタ自動車<7203>も高い。アイティメディア<2148>、アイティフォー<4743>、アイ・エス・ビー<9702>、N・フィールド<6077>、スクロール<8005>、SGホールディングス<9143>、ワコム<6727>、enish<3667>などストップ高銘柄が続出した。
半面、キーエンス<6861>が急落、NEC<6701>も大幅安。セブン&アイ・ホールディングス<3382>も大きく値を下げ、コマツ<6301>も軟調だった。カシオ計算機<6952>の下げも目立つ。ライオン<4912>も下落した。コムチュア<3844>、インフォマート<2492>はストップ安に売り込まれた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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