ポンドドルは買い継続 英中銀は来週のMPCで成長見通しを上方修正との見方も=NY為替
きょうはドル売りの動きが一服し、ドル買い戻しが強まっているものの、ポンドドルは買いの流れを継続しており、1.31ドル台半ばまで上昇している。対ユーロや円でもポンドは買いを強めており、ポンド円は139円付近に上昇している。
来週は英中銀金融政策委員会(MPC)が行われる。四半期インフレ報告も公表され、経済見通しが公表されるものと思われるが、一部からは2020年の成長見通しは上方修正される一方で失業率とインフレ見通しは下方修正されるとの予想も出ている。
5月のインフレ報告では今年の成長見通しを13%のマイナス成長を見込んでいたが、2~3%ポイントの上方修正が見込まれるという。一方、2021年の成長は、従来の15%のリバウンドから下方修正される可能性があるという。失業率については、今年第2四半期の9%から6~7%に修正され、インフレについては、0.1~0.2%ポイント下方修正される可能性があるという。
政策自体は据え置きが確実視されているものの、将来的なマイナス金利導入の可能性にはオープンの姿勢を示してくるとの見方も出ている。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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