【これからの見通し】リスク警戒感が後退してきょうの米雇用統計を迎える

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【これからの見通し】リスク警戒感が後退してきょうの米雇用統計を迎える

 市場では足元でのリスク警戒感が後退している。前日のNY市場では米ISM製造業景気指数が52.6と予想以上に強い結果となった。また、新型コロナウイルスに対するワクチン開発が進んでいるとの報道も好材料となっていた。感染拡大第2波の動きは続いているが、きのうは好材料が押し切った格好だった。

 ドル円はリスク選好でドル売りなのか、それとも円売りなのか、市場や局面ごとに変化してはっきりしない。東京市場では107円台前半から半ばでの振幅となった。このところは107円台での相場が続いている。一方、クロス円は前日の海外市場で上昇しており、素直に円安方向で推移している。ユーロ円は121円近辺、ポンド円は134円台乗せなど。

 リスク動向が比較的良好となる中できょうの米雇用統計発表を迎えることとなりそうだ。6月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が305.8万人増と予想されている。前回5月の250.9万人増に続いて大幅な回復を見せることが見込まれている。失業率も13.3%から12.5%に低下する見込み。

 市場は予想と結果との乖離に敏感に反応するものとみられるが、あすの米市場休場、それに先立ってきょうは米債券市場が短縮取引となる。早めのポジション整理に行動がみられそうだ。一方向への値動きは余程のサプライズの場合に限定されるとみている。

 米雇用統計のほかに発表される経済指標は、ユーロ圏失業率(5月)、ユーロ圏生産者物価指数(5月)、ブラジル鉱工業生産(5月)、カナダ国際商品貿易(5月)、米貿易収支(5月)、米新規失業保険申請件数(27日までの週)、米製造業新規受注(5月)、米耐久財受注・確報値(5月)など。金融当局者の講演予定は、メルシュECB理事、シュナーベルECB理事など。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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