ドル円はもみ合い続く、米国での感染第二波警戒がリスク懸念に=東京為替概況
ドル円は107円10銭台を中心としたもみ合いが続いた。前日の海外市場で株安・原油安などリスク警戒の動きが優勢に。リスク警戒の動きが円買いよりもドル買いに強く作用する形でドルが全面高。ドル円は106円台から107円台に乗せる動きに。
東京市場に入ってもドル買いの勢いは止まらずNY市場の高値を超えて107円20銭台まで上値を伸ばす場面が見られたが、そこからの買いには慎重で午後は落ち着いた動きに。
昨日1.13台からNY市場で1.12台半ばまでユーロ安ドル高が進んだユーロドルは、ドル円同様に昼頃にかけてドル買いの動きが広がり1.1230台まで。もっともこちらも動きが続かず1.12台半ば前後でもみ合いに。
先実一時800ドル超の下げとなり、終値でも700ドル超の下げとなったダウ平均が時間外でも大きく値を落としており、リスク警戒の動き。テキサス、カリフォルニア、フロリダなどで新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、昨日の米国の一日当たり新規感染者数が過去最多を更新し、再度のロックダウンへの警戒感が広がっている。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。