続落、減産目標の拡大についてロシアは支持表明を見送り=NY原油概況
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=45.90(-0.88 -1.88%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.89~0.88ドル安。その他の限月は0.90ドル安~0.10ドル高。
5日の総会で石油輸出国機構(OPEC)は減産目標を日量150万バレル拡大することで合意した。期間は4-6月。中国発の新型コロナウイルスが世界中で流行し、石油需要が減少していることに対応する。ただ、OPECプラスの枠組みのなかでロシアとカザフスタンは支持を表明しておらず、最終的な合意は6日に行われるOPECプラスの会合に持ち越された。アントン・シルアノフ露財務相は減産が合意出来なかった場合の原油安にロシアは耐えることが可能であると述べている。
時間外取引で4月限は47.57ドルまで堅調に推移する場面はあったものの、通常取引開始に向けて重くなった。通常取引開始後は売りが強まり、45.67ドルまで下落した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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