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【これからの見通し】米雇用統計待ちも、リスク警戒ムード続く可能性

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【これからの見通し】米雇用統計待ちも、リスク警戒ムード続く可能性

 このあとの海外市場では米雇用統計が発表される。月替わりの週恒例の注目イベントとなる。今週の米FOMCでは3回連続の利下げとなったが、今後の利下げについてはいったん様子見となることが示唆されている。米中貿易戦争の行方が流動的であることに加えて、足元の米経済指標動向も強弱入り乱れて不安定になっているようだ。

 市場のムードはリスク警戒に傾いてきている。米中通商協議に関しては、フェーズ1合意署名に向けた前向きの動きがみられているが、次のフェーズ2の段階については中国側から長期的な合意に否定的な見方がでている。また、米高官の発言について注文を付ける報道もあった。両国のムードが再び緊張感を孕んできているようだ。

 通常であれば、週末を控えて米雇用統計待ちの様子見姿勢となりそうだが、市場のムードがリスク警戒に転じたばかりの状況とあって、このあとのロンドン・欧州市場でも前日からのドル売りや円買いの流れが継続する可能性もありそうだ。欧州株、米株先物動向とともに円相場動向を注視したいところ。

 注目の米雇用統計は、非農業部門雇用者数の増加は8.5万人程度と予想されている。前回の13.6万人からは大幅な鈍化が見込まれている。製造業雇用者数が5.5万人減と予想されており、雇用の足を引っ張る格好となりそうだ。事前に米自動車大手GMの全米ストの影響も指摘されていた。失業率は3.6%へと0.1%ポイント上昇する見込み。労働参加率は63.2%から63.1%へと低下する見込み。一方、賃金は前月比+0.3%、前年比+3.0%と前回から上昇する見込み。事前予想からは総合的に弱い内容が想定されている。

 このあとのロンドン市場では、英製造業PMI(10月)が発表される。事前予想は48.2と前回の48.3から小幅に悪化する見込み。NY市場では、米雇用統計の発表後に、米建設支出(9月)と米ISM製造業景気指数(10月)が発表される。ISM指数は前回大きく落ち込んだが、今回は47.8から48.9に改善する見込みとなっている。

 また、きょうは米金融当局者の講演、イベント参加予定が多い。FOMC後の金融政策見通しが注目されよう。NY後半に、クオールズFRB副議長、クラリダFRB副議長、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁、ウィリアムズNY連銀総裁などの講演が予定されている。米株式市場では、エクソンモービルやシェブロンといった石油大手の決算発表が予定されている。週末日曜日から米国が冬時間入りとなる。
 
MINKABU PRESS 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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