まもなくFOMC オープンな姿勢を示唆か=NY為替
NY時間の午後に入ってもドル円は108円台後半での値動きが続いている。このあと日本時間3時のFOMC待ちといった雰囲気で様子見が強まっている。
今回のFOMCは利下げが確実視されており、市場もそれを十分に織り込んでいる状況。しかし、この日の米GDP速報値も底堅い米経済を示すなど、足元の米経済指標は利下げを正当化していない。FOMCメンバー内でも、これ以上の保険的な追加利下げに賛否が分かれる中、パウエル議長の会見などで、年内最後の12月FOMCの行方を占うのがポイントとなりそうだ。
市場が過度に利下げ期待を織り込んでいる面もあり、FOMC内で意見が分断している様子を示しつつも、追加利下げの可能性は温存するオープンな姿勢を示唆してくのではとも思われる。
USD/JPY 108.90
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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