続落、米ISM製造業景況指数のさらなる低下を嫌気=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=53.62(-0.45 -0.83%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.48~0.45ドル安。その他の限月は0.46ドル安~0.16ドル高。
米供給管理協会(ISM)が発表した9月の製造業景況感指数が47.8と一段と低下し、2009年6月以来の低水準だったことから、石油需要の一段の下振れが警戒された。本指数が景気判断の分岐点である50を下回ったのは2ヶ月連続。世界最大の産油国である米国やロシアの減産が伝わっているが、需要下振れ懸念のほうが強く材料視された。
時間外取引で11月限は54.84ドルまで堅調に推移。ただ、通常取引開始後は売りに押され、53.05ドルまで下落した。9月3日以来の安値を更新している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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