アジア株 上海株は連休を前に小動き、中遠海運能源運輸は30%急落

東京時間11:01現在
香港ハンセン指数　　 25915.03（-39.78　-0.15%）
中国上海総合指数　 2932.46（+0.30　+0.01%）
台湾加権指数　　　　 10829.68（休場）
韓国総合株価指数　 2052.62（+2.69　+0.13%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 6724.30（+8.18　+0.12%）

アジア株は小動き。
先週末の「トランプ米政権は中国へのポートフォリオ投資を制限する方法を協議している」との一部報道を受けて米株は下落した。検討している選択肢には、中国企業の米株市場での上場廃止などが含まれる。
ただ、28日に米財務省報道官が「現時点では考えていない」と報道を否定しており、米株価指数は30日、時間外で上昇している。ダウ平均は70ドル高。アジア株も下げ幅を縮小している。
上海株は小動き。明日からの国慶節大型連休を前に積極的な売買は手控えられているもよう。10月1日から7日まで休場となる。休場明け8日以降に中国副首相は米中通商協議のため米国を訪問。10日、11日に会議が開かれるもよう。
きょう発表された中国9月の製造業PMIは49.8と前月の49.5から改善した。ただ、依然として好不況の判断基準である50は下回っている。財新製造業PMIは51.4と前月の50.4から上昇。18年2月以来の高水準となった。
香港市場では中遠海運能源運輸が30%急落している。米財務省が25日、イラン産原油を不正に輸送した疑いで、中遠海運能源運輸の子会社の大連中遠運油品運輸を制裁リストに加えた。との報道が懸念されている。報道を受けて中遠海運能源運輸は26日から売買停止となっていた。上海市場では値幅制限いっぱいの10%安となっている。