反落、米中通商協議の長期化を警戒=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=58.64(+0.55 +0.95%)
ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.35~1.34ドル安。その他の限月は1.33~0.64ドル安。
米中通商協議に対する悲観と楽観が入り交じるなかで売りが優勢となった。トランプ米大統領は国連総会の演説で中国の通商慣行をあらためて非難しており、交渉の難航が警戒された。先週、欧州中央銀行(ECB)や米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和を決定したが、世界的な景気減速が続き、石油需要がさらに鈍化すると見通されていることも圧迫要因。
時間外取引から11月限は軟調に推移。通常取引開始後は一段安となり、56.85ドルまで下落した。今月14日にサウジの石油施設が攻撃された後の安値を塗り替えている。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
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