香港情勢改善などで懸念一服 ドル円は106.40円水準を試すも上値には慎重さも=NY為替概況

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 きょうの市場はリスク回避の雰囲気が後退しており株価も上昇する中、ドル円は106円台を回復した。香港が長引く混乱の原因となった逃亡犯条例改正案を正式に撤回すると発表したことや、中国のサービス業PMIが予想を上回ったこと、そして、英議会でEU離脱延期法案が審議入りになったことで合意なき離脱への警戒感が後退していることなどがドル円をサポートしたようだ。

 ただ、ドル円はここ数日上値を拒んでいた106.40円水準を試す動きも見られていたが、なお上値に慎重な様子もうかがえる。米中は次回の協議の予定がまだ決まらず不安定な状況が続いていることや、前日発表のISM製造業指数の弱い結果が景気後退への懸念を強めており、今月予定されているFOMCでの大幅利下げの可能性もあるのではとの警戒感も頭をよぎるようだ。

 先月からの急速な下げは一服しているものの、依然として21日線を上放れる動きまでは見られず、その付近での上下動が続いている。次のアクション待ちの雰囲気に変化はない。

 ドル売り優勢の中でユーロドルは1.10ドル台を回復。前日のローソク足は長い下ヒゲを付けて「トンボ」が示現しており、テクニカル的にはリバウンドも期待される動きではある。ただ、ファンダメンタルズ的にはユーロ圏経済への懸念から、ECBの追加緩和への期待は根強い。米中対立は依然として出口が見えない状況で、このことはむしろ米国以上にドイツ経済を初めとしたユーロ圏経済への影響のほうが大きいとの見方もある。

 市場では来週のECB理事会に注目が集中。中銀預金金利のマイナス金利の深掘りを決めると予想しており、ドイツ経済が不調を示す中で追加の資産購入も期待されているようだ。しかし、ECB理事の間では、利下げでは一致しているものの債券購入再開には温度差があるようで、短期的には期待先行になるリスクは留意される。

 きょうはポンドが急速に買い戻されており、ポンド円は130円台を回復。きょうは英議会で、合意なき離脱を阻止するための法案が可決成立しており、合意なき離脱への懸念は後退している。一方、この法案の可決に伴ってジョンソン首相は10月15日の早期解散総選挙を提案したが、議会は否決している。なお、英首相による英下院の解散は内閣不信任案が成立した時のみで自主的にはできない。

 きょうはカナダ中銀の政策委員会を受けてカナダドルの買いが強まった。政策金利は予想通りに据え置きとなったが、声明では「現行程度の刺激策が適切」との文言を繰り返した。一部からは利下げを示唆してくるのではとの見方も多かっただけに、予想以上にタカ派な内容との受け止めのようだ。カナダ円は80円台半ばまで一時上昇。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

出所: minkabuPRESS

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