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【9月5日予想】様子見の姿勢を続けたい

達人の予想 

米国景気の減速感が強まる

4日の日本株市場は小幅上昇しました。日経平均株価は前日比0.12%プラスの20649円14銭、マザーズ指数は前日比0.84%マイナスの843.98ポイントとなりました。ISMが3日に発表した米国の8月の製造業景況感指数が市場予想を下回ったことから、前日の米国株市場が下落し、日本株もギャップダウンして寄り付きました。為替が円安方向に動いたことなどから、後場には日経平均株価も値を戻し、小幅に上昇して取引が終了しました。

4日の株価変動で日経平均株価のRSI(9日)は50.9%、マザーズ指数のRSI(9日)は32.5%となっておりテクニカル分析では中立(買われ過ぎでも売られ過ぎでもない)となっています。

日経平均株価は薄商いのなかで方向感の乏しい状況が続いています。8月の米国の製造業景況感指数が2016年8月以来3年ぶりに50を下回ったことから景気の減速感が強くなっています。英国のEU離脱や米中貿易摩擦問題も長期化しており、引き続き暴落に注意する必要があるでしょう。5日の日経平均株価は大幅安(-100円~)と予想します。

執筆者 西村剛

執筆者 : 西村剛|フェアトレード株式会社 代表取締役

フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。

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