EU側はジョンソン英首相の要請を受け入れる気配はない=NY為替
NY時間の終盤に入ってユーロ円は118円手前での推移となっており、ポンド円は129円台前半での上下動が続いている。きょうはドイツの景気後退に陥った場合に赤字財政拡大措置を取る用意があるとの報道が伝わり、ユーロは買い戻しの動きが見られている。ユーロ円も一時117.60円近辺まで下落していたが、118円台に戻す動きも見られた。
きょうはドイツのショルツ財務相とジャビド英財務相がベルリンで会談している。ジョンソン英首相が求めているEU離脱協定の見直しが話し合われたようだが。ドイツのショルツ財務相はツイッターで「秩序ある離脱に向けた最高にして唯一の手段は交渉済みの協定だ」とツイートした。「EU27ヵ国は団結しており、すべてのシナリオについて用意できている」とも述べた。
EU側はこれまでの変わらず、ジョンソン首相の要請を受け入れる気配はないようだ。首相はバックストップ条項の削除を要請している。
USD/JPY 106.27 EUR/JPY 117.90 GBP/JPY 129.11
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。