反落、景気悪化による石油需要の下振れは根強い=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=55.23(-1.87 -3.27%)
ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.87~1.85ドル安。その他の限月は1.88~1.29ドル安。
7月の小売売上高や鉱工業生産指数など中国経済指標が弱かったほか、4-6月期のドイツ国内総生産(GDP)が前期比マイナスとなるなど、世界的な景気減速による石油需要の下振れ懸念が根強かった。米国債市場で発生した逆イールドも景気後退を連想させた。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加したことも重し。
時間外取引から9月限は軟調に推移。通常取引開始後は53.97ドルまで一段安となり、前日の上げを帳消しにした。ただ、引けにかけては安値から戻した。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
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