NY株安を嫌気、売り先行で軟調 21100-21400のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
NY株安を嫌気、売り先行で軟調
●31日のNY株式市場は追加緩和期待が後退し大幅続落。米連邦準備理事会はこの日の米連邦公開市場委員会で0.25%の利下げを決定したが、パウエル議長が記者会見で「今回の利下げは予防的措置で長期の利下げサイクルのスタートではない」と発言し、追加利下げに対する期待が後退。ダウは一時478ドル安まで拡大したが、利下げは1回だけではないとし下げ幅を縮小。3指数とも大幅続落で取引を終了。
ダウ工業株 26864.27(-333.75)▼1.23%
ナスダック 8175.42(- 98.19)▼1.19%
S&P500 2980.38(- 32.80)▼1.09%
●本日の日経平均はNY株安を嫌気して、軟調な展開と読む。CME日経平均先物の終値は2万1370円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1521円と比べ150円ほど安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万1360円。
●日経平均株価のポイント
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2万1521円 昨日終値
2万1465円 200日線
2万1449円 75日線
2万1370円 CME日経平均先物
●本日、臨時国会が召集され参院の正副議長の選出など行う。会期は5日まで。
●今週の主な予定
1(木)
○中 7月 財新製造業PMI改定値
○独 7月 マークイット/BME製造業PMI
○欧 7月 マークイット製造業PMI改定値
○米 7月 22日週次 新規失業保険申請件数
○米 7月 マークイット製造業PMI改定値
○米 6月 建設支出
○米 7月 ISM製造業PMI
○米 米上院夏季休暇入り(8月上旬)
2(金)
○欧 6月 PPI
○欧 6月 小売売上高
○米 7月 米雇用統計
○米 6月 製造業新規受注
○米 7月 ミシガン大消費者信頼感指数確報値
○日 日銀・金融政策決定会合議事要旨
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。