ドル円は108円10銭台での推移=ロンドン為替
東京市場午後に108円19銭まで上昇を見せたドル円は、ロンドン市場でも堅調な推移となった。108円20銭近辺までとわずかながら高値を更新も、そこからの買いは一息。もっとも下値はしっかりで高値圏でのもみ合いに。
英与党保守党の党首選は事前の見通し通りジョンソン前外相が勝利し、次期首相に。ロンドン市場朝方は警戒感に加え、ドル高基調が強まったこと、さらにはサンダース英中銀金融政策会合(MPC)委員が、「合意なき離脱の場合ポンドはさらに下落へ」「ブレグジットは利上げを止める」などの発言を受けてポンド売りが優勢に。しかし、ジョンソン氏勝利の発表前からポンドの買い戻しが入り、発表後もポンドはしっかり。ジョンソン前外相は10月31日の期限までにEUと合意できない場合でも合意なき離脱を強行する意向を示しており、そのこと自体はポンド売り材料も、事前調査動向などから勝利が確実視されていたこともあり、影響は限定的なものにとどまった。
minkabuPRESS編集部山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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