ドル売り強まる NY連銀総裁の発言に反応か=NY為替
先ほどからドル売りが強まっており、ドル円は107.50円近辺まで下げ幅を拡大し、ユーロドルは1.1260ドル近辺まで上昇している。一方、米株式市場は下げ幅を縮小しており、米国債利回りは短期ゾーン中心に下げ幅を広げている状況。
米利下げ期待を材料とした動きにも思われるが、ウィリアムズNY連銀総裁の発言が先ほど伝わり、現在の中立金利は0.5%程度で、「逆の見通しに直面したときは積極的に行動すべき」との見解を示していた。
今週発表になった米小売売上高が強い内容となり、市場では7月FOMCでの利下げ期待は根強いものの、0.5%の期待は大きく後退していた。しかし、市場の一部ではその可能性は排除できないとの見方も出ている状況。
USD/JPY 107.51 EUR/USD 1.1267
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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