続落、景気減速懸念が重しもサウジの発言が下支えに=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=53.25(-0.25 -0.47%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.26~0.25ドル安。その他の限月は0.28ドル安~0.45ドル高。
米中貿易摩擦が悪化していることや、米国がメキシコからの輸入品に対して関税を課すことが世界的な景気減速懸念を強め、石油市場を圧迫した。ただ、サウジアラビアが年後半以降も協調減産を継続する意向を示したことが下値を支えた。今週4日からノルウェーの石油産業の労働者がストライキを開始する予定であることも支援要因。
時間外取引で7月限は軟調に推移。一時52.11ドルまで下落し、2月以来の安値を塗り替えた。通常取引開始を控えて買い戻しが強まると54.63ドルまで上昇したが、戻り待ちの売りに押され、再びマイナス圏に沈んだ。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
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