反落、今週の米中通商協議開始を控えて緊迫感強い=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=61.40(-0.85 -1.37%)
ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.86~0.85ドル安。その他の限月は0.94~0.78ドル安。
米中通商協議の不透明感が引き続き金融市場全体を圧迫するなか、株安・原油安となった。トランプ米大統領は中国からの輸入品2000億ドル分について、今週10日に関税を10%から25%に引き上げると表明しているほか、まだ対象となっていない3250億相当についても敵対的な関税を付加すると示唆している。中国側の交渉団は9日から米ワシントン入りするが、協議再開を控えて緊迫感が高まっている。
時間外取引で6月限は前日終値水準で上下する場面はあったが、次第に売りに押された。通常取引開始後、60.66ドルまで下げ幅を広げたが、下げ幅を縮小して引けた。
minkabu PRESS編集部
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執筆者 : MINKABU PRESS
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