ダウ平均は反発 強い米雇用統計とインフレの落ち着きで適温相場期待が膨らむ＝米国株前半

NY株式3日（NY時間12:58）
ダウ平均　　　26504.88（+197.09　+0.75%）
ナスダック　　　8141.66（+104.89　+1.30%）
CME日経平均先物　22460（大証終比：+210　+0.94%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反発。朝方発表された米雇用統計が力強い内容だったことから、景気の先行き不安が後退している。一方で平均時給は予想を下回る伸びとなったことから、ＦＲＢの利上げ期待までは高まっていない。適温相場への期待からきょうの株式市場は堅調な動きを見せているようだ。

　エネルギー株や銀行、産業など幅広いセクターに買いが入り、ダウ平均は一時２１７ドル高まで上げ幅を広げた。

　来週以降、決算もピークアウトして行くが、Ｓ＆Ｐ５００採用銘柄のうち約８割が発表を終えている。そのうちの７５％が予想を上回る決算を発表していた。４月時点では今回の決算は減益が見込まれていたが、増益に転じているようだ。

　ダウ採用銘柄は２８銘柄が上昇。キャタピラーやマイクロソフト、アメックスが上昇しているほか、シェブロン、マクドナルド、ゴールドマン、インテルも堅調。一方、シスコシステムズとユナイテッド・ヘルスが下げている。

　ナスダックは１％超の大幅高。アマゾンとテスラが上げを牽引しているほか、フェイスブック、アルファベット、マイクロソフトが堅調。

　アマゾンは著名投資家のバフェット氏がテレビインタビューで、アマゾンのベゾスＣＥＯを過小評価していたことを認めアマゾン株を買い入れていることを明らかにした。

　ディスプレイ開発のユニバーサル・ディスプレイが大幅高。１－３月期決算を発表しており、１株利益が予想の２倍以上だったほか、売上高が前年比で２倍以上拡大した。

　エナジー飲料のモンスタービバレッジが大幅高。１－３月期決算を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回った。

ユニバーサル・ディスプレイ　170.79（+14.19　+9.06%）
モンスタービバレッジ　63.49（+5.50　+9.48%）

アルファベット（C）　1182.03（+19.42　+1.67%）
フェイスブック　195.79（+3.26　+1.69%）
ネットフリックス　381.70（+2.64　+0.70%）
テスラ　255.52（+11.42　+4.68%）
アマゾン　1959.38（+58.56　+3.08%）
エヌビディア　182.72（-0.47　-0.26%）
ツイッター　40.36（+0.41　+1.03%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　141.75（+0.47　+0.33%）
Ｐ＆Ｇ　106.25（+0.69　+0.66%）
ダウ・インク　52.97（+0.27　+0.48%）
ボーイング　377.19（+1.39　+0.37%）　
キャタピラー　 137.87（+2.70　+1.95%）　
ユナイテッド　 141.25（+1.45　+1.03%）　
ビザ 　162.54（+1.42　+0.87%）　
ナイキ 　86.01（+0.74　+0.86%）
ウォルグリーン　54.01（+0.22　+0.41%）　
３Ｍ　　184.92（+0.17　+0.09%）　
エクソンモビル　 77.94（+0.65　+0.83%）　
シェブロン 　118.33（+1.95　+1.66%）　
コカコーラ 　48.84（+0.45　+0.93%）　
ディズニー 　134.45（+0.31　+0.23%）　
マクドナルド 　197.00（+2.39　+1.23%）　
ウォルマート　102.37（+1.22　+1.20%）
ホームデポ　　201.73（+0.72　+0.36%）
JPモルガン　116.36（+0.95　+0.82%）
トラベラーズ　 143.87（+1.17　+0.82%）
ゴールドマン　 207.22（+2.23　+1.09%）
アメックス　 119.26（+2.01　+1.72%）　
ユナイテッドヘルス　 231.58（-0.87　-0.38%）
ＩＢＭ　　140.91（+1.32　+0.94%）
アップル　 210.96（+1.81　+0.86%）
ベライゾン　　57.26（+0.27　+0.47%）
マイクロソフト　 128.56（+2.35　+1.84%）
インテル 　51.16（+0.61　+1.20%）
ファイザー　41.32（+0.31　+0.77%）
メルク 　79.54（+0.02　+0.03%）
シスコシステムズ 　54.64（-0.31　-0.55%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美