ジェネリック医薬品が軟調 テバの決算嫌気=米国株個別
ジェネリック医薬品株が軟調に推移している。イスラエルに本社を置くテバの決算を嫌気している模様。10-12月期決算を発表しており、1株利益が予想を下回った。通期見通しについても、1株利益、売上高とも予想よりもかなり弱い内容。アナリストからは成長分野が少なく負債も大きい中で、コスト削減が不十分との指摘が出ていた。同社のシュルツCEOは、「今年も2018年と同様の経験をする可能性があるが、今年が底と見ている」と述べていた。
米国での売上高は期待以上だったにもかかわらず、この決算を受けマイランなど同業他社の株価も下落。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.53ドル(予想:0.56ドル)
・売上高:45.6億ドル(予想:45.4億ドル)
Copaxone:4.94億ドル(予想:4.84億ドル)
ProAir HFA:4500万ドル
Qvar:900万ドル(予想:4920万ドル)
Austedo:6800万ドル(予想:7030万ドル)
Treanda&Bendeka:1.4億ドル(予想:1.49億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):2.20~2.50ドル(予想:2.79ドル)
・売上高:170~174億ドル(予想:179億ドル)
(NY時間10:24)
テバ 17.66(-1.46 -7.64%)
マイラン 31.48(-0.26 -0.82%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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