ポンドは本日高値圏で推移 メイ首相が過半数獲得しそうな情勢=NY為替
ポンドはNY時間に入っても買い戻しが続いており、ポンドドルは1.26ドル台半ば、ポンド円は143円台を回復している。きのう、与党・保守党内で離脱強硬を主張するユーロピアン・リサーチ・グループ(ERG)から1922年委員会に対し、メイ首相の党首としての不信任投票を促す書簡が提出された。これを受け同委員会のブレイディ委員長が突如、きょうの現地時間夕方に不信任投票を実施することを発表している。
ただ、情勢はメイ首相に有利に働いており、過半数を獲得しそうな勢いだ。ロイターによると、保守党議員317名(過半数159)のうち、少なくとも185名がメイ首相を支持していると伝えている。ひとまず、ポンドは買い戻しが優勢となっている模様。
1922年委員会によると、投票締め切りは現地時間午後8時(日本時間13日5時)、結果は午後9時(日本時間6時)までに発表される見通し。ブレイディ委員長が結果を発表し、その後で票の内訳を明らかにする。
メイ首相が敗北した場合、新党首選出に向けた第1回目の投票を18日に実施。20日までに決選投票に向かう2人が絞り込まれる。
GBP/USD 1.2663 GBP/JPY 143.38 EUR/GBP 0.8976
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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