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ダウ平均は最高値更新が続く IT・ハイテク株は戻り売り=米国株概況

株式 

NY株式5日(NY時間16:22)(日本時間05:22)
ダウ平均   54349.12(+263.24 +0.49%)
S&P500    7723.55(-12.97 -0.17%)
ナスダック   26363.44(-221.55 -0.83%)
CME日経平均先物 65760(大証終比:-580 -0.88%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均が5日続伸し、最高値更新が続いた一方、先導役となっていたIT・ハイテク株には戻り売りが出ており、ナスダックは序盤の上げから下げに転じている。

 市場は、IT・ハイテク大手の決算内容を見極める一方、中東情勢の動向を注視している。イエメンのフーシ派が紅海北部を航行するサウジの石油タンカーを攻撃すると主張しており、原油相場が買い戻されていたが、極端な動きには繋がっていない。イランがホルムズ海峡の航行ルート巡りオマーンと合意とのニュースも流れていた。

 アナリストは「北海ブレントが75-80ドル台に戻れば、市場は堅調なファンダメンタルズに再び注目できる。企業決算は良好で、市場には依然として豊富な流動性がある。投資家のポジションも軽くなっており、リスク資産が一段高となる環境が整っている」と指摘している。

 一方、IT・ハイテク大手の好決算に加え、最近の株価調整によってバリュエーションがより妥当な水準となったことも、AI関連株の急落で揺らいだ投資家心理の改善に繋がっている。

 ストラテジストは「個別企業では失望も見られたが、全体としてはコンピューティング投資の拡大が続いていることを示す内容。AIを巡る大きな成長トレンドは変わっておらず、一部企業が苦戦してもIT・ハイテクセクター全体には追い風となる」と指摘。

 MSCI世界半導体指数は、AI投資ブームの持続性や中国の先端半導体開発への懸念から6月高値から20%超下落したが、その後は15%反発し、年初来では42%高となっている。米半導体株指数も前日に2020年以来最大となる4日続伸を記録した。

 アナリストからは「AI相場は、半導体や光学機器中心の局面から、AIを実際に活用するプラットフォーム企業へと主役が移りつつある」との分析も出ている。「最近の株安要因だったAI投資への懸念、利回り上昇、原油高が同時に和らいでいる。企業決算はAI需要の底堅さを示し、原油価格と金利低下は株式のバリュエーションへの圧力を軽減している」とも述べた。

 ディズニー<DIS>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を大きく上回った。エンターテインメント部門の大幅な増益となったほか、カリフォルニア州およびフロリダ州のテーマパーク事業も堅調に推移した。

 イーライリリー<LLY>が決算を受け上昇。マンジャロとゼップバウンドの販売数量拡大が寄与した。

 ウーバー<UBER>が決算を受け下落。最大市場であるブラジルで競争激化を背景に取引件数の伸びが鈍化した。
 AMD<AMD>が決算を受け下落。第3四半期の予想を上回る売上高見通しも高い期待には届かなかった模様。

 オンライン旅行のブッキング<BKNG>が決算を受け上昇。中東情勢が航空運賃や供給能力に影響を及ぼしているものの、旅行需要が底堅く推移している。

 クラウドネットワーク製品のアリスタ・ネットワークス<ANET>が決算を受け大幅高。サプライチェーンの改善により、通期の売上高が約40%増の126億ドルに達する可能性が指摘されていた。

 カナダのeコマース、ショッピファイ<SHOP>が決算を受け大幅高。第3四半期の売上高が30%台前半の増収を見込んでいる。30%超の増収は6四半期連続となる見込み。

 エヌビディア<NVDA>が5日続伸。同社の発注先である台湾の鴻海精密工業(フォックスコン)が発表した7月の売上高が大幅な伸びを記録したことが材料視されている。

 防衛関連のクラトスディフェンス&セキュリティ<KTOS>が決算を受け上昇。通期の売上高見通しを上方修正している。

 ファストフードのシェイクシャック<SHAK>が上昇。アクティビスト(物言う株主)として知られるスターボードを率いるスミスCEOは、同社株を数億ドル規模で取得したと明らかにした。

 総合ヘルスケアのCVSヘルス<CVS>が決算を受け下落。決算説明会で2027年の利益見通しが市場の期待を下回ったことに加え、薬剤給付管理(PBM)事業で来年は厳しい事業環境が続くとの見通しを示したことが嫌気された模様。

ディズニー<DIS> 101.76(+3.58 +3.65%)
ウーバー<UBER> 68.18(-3.81 -5.29%)
ブッキング<BKNG> 207.02(+12.75 +6.56%)
アリスタ<ANET> 197.31(+6.80 +3.57%)
ショッピファイ<SHOP> 144.24(+20.94 +16.98%)
クラトスディフェンス<KTOS> 55.34(+3.47 +6.69%)
シェイクシャック<SHAK> 74.33(+8.11 +12.25%)
CVSヘルス<CVS> 99.12(-5.30 -5.08%)

アップル<AAPL> 311.00(+1.62 +0.52%)
マイクロソフト<MSFT> 487.46(-5.35 -1.09%)
アマゾン<AMZN> 272.65(-4.77 -1.72%)
アルファベットC<GOOG> 360.13(-15.22 -4.05%)
アルファベットA<GOOGL> 362.43(-15.22 -4.03%)
テスラ<TSLA> 321.55(-5.80 -1.77%)
スペ-スX<SPCX> 108.27(-17.06 -13.61%)
メタ<META> 588.77(+0.83 +0.14%)
エヌビディア<NVDA> 219.22(+7.28 +3.43%)
AMD<AMD> 482.05(-36.53 -7.04%)
イーライリリー<LLY> 1169.86(+54.18 +4.86%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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