アジア株 韓国マイナス転落、サムスン好決算に迫る「ムーンショットAI」の影
アジア株 韓国マイナス転落、サムスン好決算に迫る「ムーンショットAI」の影
東京時間14:14現在
香港ハンセン指数 25729.41(-78.51 -0.31%)
中国上海総合指数 3784.55(-43.92 -1.15%)
台湾加権指数 40094.77(+55.59 +0.13%)
韓国総合株価指数 5584.70(-78.54 -1.39%)
豪ASX200指数 8954.10(-84.52 -0.94%)
インドSENSEX30種 77566.88(-87.72 -0.11%)
アジア株は軒並み下落、米イラン戦闘再開が警戒されている。また、サムスン好決算にもかかわらず韓国株が下落していることも市場心理を冷え込ませている。
イランがヨルダンにある米軍基地を攻撃したことを受け、米国が報復措置としてイラン標的に空爆を実施した。これにより戦闘は再び激化する見通しだ。ただ、今のところ米のイラン攻撃は限定的にとどまっている。トランプ米大統領は「イランを叩き潰してやる」としているものの、橋や発電所へは攻撃していない。また、サウジはイランとの緊張緩和を望んでおり、これ以上の衝突は望んでいないようだ。
韓国株はマイナスに転落、6月高値から40%超下落し4月来安値圏に沈んでいる。サムスン電子が最高益を叩き出したものの市場の不安は拭えず、月間下落幅は過去最大となる見通しだ。
韓国では中国半導体の猛威が警戒されている。
中国半導体メモリー最大手「CXMT」はすでに世界第4位のDRAMメーカーの地位を確立、今年末には3位の米マイクロンに迫るとの予測もある。さらに中国AI新興企業「ムーンショットAI」の急浮上も韓国にさらなる追い打ちをかけている。
「ムーンショットAI」は資金調達で目標を上回る35億ドルを確保し、企業価値は350億ドルに達した。中国政府系ファンドの「国家人工知能産業投資基金」が主要投資家として参加しており、年内にも香港市場への上場を目指している。同社の最新モデル「Kimi K3」は米オープンAIやアンソロピックの最新モデルに迫る性能を示しており「DeepSeekショック」再来を彷彿とさせる。
豪州市場では年内の利上げ観測がくすぶっている。豪中銀総裁補は「インフレ期待がアンカーから外れることを許してはならない、その兆候が見え始めてからでは遅い」と述べ、インフレ抑制の必要性を繰り返し強調した。
香港市場でも金利引き上げ観測が高まっている。香港は金融政策を米国に連動させているためFRB政策に左右される。29日のFOMCでは3人が利上げを主張した。足元の原油上昇もあり、市場は次回9月会合の利上げを織り込んでいる。
執筆者 : MINKABU PRESS
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