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【本日の見通し】ドル高基調継続へ、米CPIにも注意

為替 

【本日の見通し】ドル高基調継続へ、米CPIにも注意
   
 ドル円は海外市場で160円台前半での推移が続いた。NY市場午後にドル高が進み、160.20円を挟んでの推移から、一時160.40円台まで上昇。4月30日以来の高値を付けた。もっとも値幅自体は抑えられており、勢いに欠ける展開が続いている。
  
 朝になって米中央軍のイランへの攻撃が報じられている。トランプ大統領が強硬姿勢について言及しており、中東情勢の緊迫化への警戒感もドル高につながっている。
  
 ドル円は160円台を中心とした推移が続くとみられる。介入警戒感もあって、160円台後半でのドル買いには慎重となりそう。ポイントは今年最初の介入が入った4月30日の高値160.72円となる。
  
 本日は5月の米消費者物価指数(CPI)の発表も予定されている。米国の年内利上げ期待が高まる中で、実施のカギを握る物価動向への注目度が高い。前回は予想を超える伸びとなった。今回は伸びがさらに高まる見込みとなっている。4月から5月にかけて米国のガソリン価格が上昇しており、ガソリンを含むエネルギー価格の上張が全体を押し上げる可能性が高い。流通コストの拡大から食品などを含めて物価の上昇傾向が見られ、その他項目も全体に強めの伸びが出てくると予想される。ある程度の伸び加速は想定済みとなっており、予想前後であれば、相場への影響は限定的なものに留まるとみられるが、予想を超えての伸び加速が見られた場合は、米国の利上げが比較的早期になるとの見方に繋がり、ドル高となりそうだ。
  
 ユーロドルは海外市場で1.1530ドル台から1.1578ドルまで上昇の場面も、NY市場午後のドル高を受けて上昇分を解消する動きを見せた。原油安などを受けたドル安の流れがいったんの上昇につながったが、動きが続かなかった。この後も1.15ドル台中心の推移が見込まれる。米CPI前後にドル高が強まるようだと、1.14台トライの可能性も十分にあるとみている。
  
 ユーロ円は対ドルでのユーロ買い局面で185.47円まで上値を伸ばした。185.50円を付けきれず、その後は対ドルでのユーロ売りもあって、184円台を付ける場面が見られた。ドル円は堅調地合いながらも値幅がかなり抑えられており、ユーロドルなどの動きを見ながらの展開が続いている。
  
 ポンドドルもユーロドル同様にロンドン市場からNY市場午前にかけて上昇し、東京午前の1.3330ドル前後から1.3410ドル前後を付けた。その後は1.3350ドル台まで下げている。ドル主導の展開がこの後も続きそう。基本的には1.33台中心の推移が見込まれる。
  
 ポンド円はポンドドルの上昇を受けて214.80円まで上値を伸ばする場面が見られた。その後214.30円台まで下げるなど、いったん調整が入っている。中東情勢への警戒感や米物価統計発表前の警戒などもあり、ドル主導の展開が見込まれ、やや不安定な動きとなりそう。
  
MINKABUPRESS 山岡

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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