【通貨別まとめと見通し】ポンド円 騰勢を強め215円台へ突入
【通貨別まとめと見通し】ポンド円 騰勢を強め215円台へ突入
先週から昨日(4月6日〜4月13日)までのまとめ
前週から今週初にかけてのポンド円は、前回のレポートで懸念されていた調整局面を完全に脱し、強い上昇トレンドへと回帰した。
英経済の底堅さとBoEの慎重姿勢:
英国の経済指標が総じて堅調であり、イングランド銀行(BoE)による早期利下げ観測が後退。他の中央銀行(米欧)と比較して高い金利水準が維持されるとの見方がポンド買いを誘発した。
円安基調の加速と介入耐性:
日本当局による為替介入への警戒感は依然として根強いものの、実弾介入が実施されないなかで値ごろ感からの円売りが再燃。ポンド円は4月6日の安値210.37円付近から一本調子で上昇し、4月13日には214.80円台まで上値を伸ばした。
重要レジスタンスの突破:
前回のレジスタンスであった212.90円を明確に上抜けたことでショート勢のストップロスを巻き込み、上昇に弾みがついた。
テクニカル分析
トレンド: 強い上昇トレンド。時間足、日足ともにパーフェクトオーダーを形成中である。
レジスタンス1: 215.38(4/14高値・直近の節目)
レジスタンス2: 216.50(中長期的な上昇目標ライン)
サポート1: 214.00(心理的節目・ロールリバーサル)
サポート2: 212.90(前回の重要高値・強力な下値支持線)
RSI (14時間足):
直近の数値は72.45。70を超える過熱圏に突入しており、短期的には調整(押し目)が入りやすい水準にある。ただし、強いトレンド下では高止まりする傾向があるため、反転のサインとするには慎重さが必要である。
MACD:
MACD値は0.45、シグナル値は0.38。ゼロラインより大幅に上の位置でゴールデンクロスを維持し、乖離幅を広げている。強い上昇モメンタムを示唆している。
今週のポイント
実弾介入の有無と、英国の物価指標等による利下げサイクルの再評価が焦点となる。
【メインシナリオ】上昇トレンド継続と高値圏での保ち合い
円安基調に変化はなく、押し目買い意欲が極めて強い。215円台での定着からさらなる高値を模索する動きを想定する。
想定レンジ:213.50 - 216.50
根拠: 214円台が強力なサポートとして機能。過熱感による一時的な調整があっても、英利下げ先送り観測がポンドを下支えする。
【対抗シナリオ】介入発動による急落
日本当局による実弾介入が実施された場合、パニック的な円買い戻しが発生する。
想定レンジ:211.00 - 215.50
根拠: 介入が実施されれば、直近の上昇幅を打ち消す3〜4円規模の急落が予想される。その場合、前回のレジスタンスであった212.90円や、211円台前半までの調整が視野に入る。
今週の主な予定と結果
英国
04/14 08:01 BRC既存店売上高 (3月) 結果 3.1% 前回 0.7%
04/16 15:00 月次GDP (2月) 予想 0.1% 前回 0.0% (前月比)
04/16 15:00 鉱工業生産指数 (2月) 予想 0.2% 前回 -0.1% (前月比)
04/16 15:00 鉱工業生産指数 (2月) 予想 -1.1% 前回 0.4% (前年比)
04/16 15:00 製造業生産高 (2月) 予想 0.2% 前回 0.1% (前月比)
04/16 15:00 製造業生産高 (2月) 予想 -0.2% 前回 1.3% (前年比)
04/16 15:00 貿易収支 (2月) 予想 -204.0億ポンド 前回 -144.49億ポンド (商品貿易収支)
04/16 15:00 貿易収支 (2月) 予想 -22.0億ポンド 前回 39.22億ポンド (貿易収支)
執筆者 : MINKABU PRESS
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