ドル円は買い戻し優勢 停戦の持続性に対する懸念根強い=NY為替序盤
きょうの為替市場でドル円は買い戻しが優勢となっており、159円台を一時回復している。本日は前日の楽観ムードが一服。中東での戦闘が続く中、米国とイランの停戦の持続性に対する懸念が根強い。
イランが合意の一部が破られたと警告。イスラエルによるレバノンへの攻撃やホルムズ海峡の実質的な閉鎖継続により、米・イラン間の停戦期待は揺らいでいる。前日に急落していた原油も本日は100ドル付近に反転。
一部からは「停戦の脆弱性がすでに試されている。状況は改善したものの依然として流動的で、関与する主体の不安定さを踏まえると、いつでも悪化し得る」との指摘も出ている。
トランプ大統領は「最終合意が完全に履行されるまで、艦船・航空機・軍要員をイラン周辺に留める」と述べた。ホワイトハウスは米国とイランの直接協議を発表し、第1回目の会合は仲介役であるパキスタンのイスラマバードで11日土曜日に予定。米国側はバンス副大統領が率いる。
ただ、為替市場はドル安・円安の反応となっている。FRBは早期利上げの選択肢はなく、様子見姿勢を強調。一方、ECBや英中銀は中東情勢がさらに流動化し、エネルギー価格が高止まりするようであれば、早期の利上げの可能性をちらつかせている。日銀は成長に配慮して利上げがしづらいのではとの声もある中、ドル安・円安の反応になっている可能性もありそうだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は159円に観測。
9日(木)
159.00(6.7億ドル)
10日(金)
158.00(18.3億ドル)
160.00(9.4億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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