東京株式(前引け)=反発、半導体関連軟調も全体の8割以上が上昇
12日前引けの日経平均株価は前営業日比84円36銭高の5万0927円29銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は14億5964万株、売買代金概算は3兆4385億円。値上がり銘柄数は1354、対して値下がり銘柄数は228、変わらずは29銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は日経平均が上下に不安定な値動きとなり、朝高後にすぐに値を消しマイナス圏に沈んだが、その後は再び上昇基調を取り戻し、前引けはプラス圏で着地している。半導体関連が売られる一方で、銀行株などが買われTOPIXは1%強の上昇となり前引け時点で10月末につけた最高値(終値ベース)を上回っている。好業績銘柄中心に上値を伸ばしているが、総じて買い気が強く、値上がり銘柄数は1350あまりに達し、プライム市場全体の84%を占めている。
個別ではフジクラ<5803>が買い優勢、古河電気工業<5801>も上値指向となるなど電線株が強さを発揮。また、三井金属<5706>が商いを膨らませ値上がり率トップに買われる人気となった。キオクシアホールディングス<285A.T>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも上昇した。オプトラン<6235>、アジアパイルホールディングス<5288>が値を飛ばした。半面、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が大幅下落、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>も下値を探った。KOKUSAI ELECTRIC<6525>がストップ安ウリ気配に張り付き、SUMCO<3436>は値下がり率トップに売り込まれた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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