アジア株 利益確定売り 米中首脳会談に期待も油断禁物、中国はトランプに台湾独立反対を迫る
アジア株 利益確定売り 米中首脳会談に期待も油断禁物、中国はトランプに台湾独立反対を迫る
東京時間11:10現在
香港ハンセン指数 26397.59(-36.11 -0.14%)
中国上海総合指数 3992.76(-4.19 -0.10%)
台湾加権指数 28060.17(+66.54 +0.24%)
韓国総合株価指数 4002.14(-40.69 -1.01%)
豪ASX200指数 9023.10(-32.54 -0.36%)
アジア株は軒並み下落、前日に大幅上昇したことから利益確定の売りに押されている。
30日の米中首脳会談への期待は高まっているものの油断はできない。中国習近平国家主席はレアアースを武器に対米強硬姿勢を強化する方針だ。習氏の最優先課題は台湾問題でトランプ氏に「米国は台湾独立に反対する」との正式表明を迫る。
あすの米FOMCへの警戒感も高まっている。利下げは確実視されているが、パウエルFRB議長が追加利下げに積極姿勢を示すかが注目されている。
韓国株は1.0%安、米韓交渉難航や利下げ期待後退で下落している。韓国大統領は3500億ドルの対米投資をめぐり米国と「全て」の項目で難航していると明かし、米韓首脳会談までに貿易交渉で合意できない可能性があるとしている。
きょう発表された韓国の第3四半期GDPは前期比1.2%と加速した、市場予想の1.0%も上回った。現金給付など消費促進措置を受け個人消費が好調だった。強い経済成長を受け韓国中銀の11月利下げ期待は後退しており、株式市場にとってはあまり嬉しくないニュースか。
執筆者 : MINKABU PRESS
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