ユーロが上昇 ルコルニュ仏首相が年金改革の一時停止を提案する意向=NY為替
先ほどからユーロドルに買いが強まっており、1.1575ドル近辺まで買い戻されている。ユーロ円も175円台後半に下げ渋る動き。フランスのルコルニュ首相が、年金改革の一時停止を提案する意向を示したと伝わった。
このニュースでフランス国債のスプレッド(利回り格差)も縮小する中、ユーロもポジティブな反応を見せているようだ。
年金改革の停止は社会党議員らが議会での支持と引き換えに求めていた条件の1つ。まだ、初期段階ではあるが、これはルコルニュ首相が交渉に応じる姿勢を見せている兆しであり、解散総選挙の回避を狙った動きと見られる。
ただ、短期的には好材料かもしれないが、投資家がこれを財政健全性を一段と後退させる要因と判断すれば、その恩恵は長続きしない可能性もある。
EUR/USD 1.1577 EUR/JPY 175.85 EUR/GBP 0.8711
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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