東京株式(大引け)=370円安と3日ぶり反落、自動車株などに利益確定売りも
25日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落。足もとの株価急伸の反動で利益確定売りが膨らんだ。
大引けの日経平均株価は前日比370円11銭安の4万1456円23銭。プライム市場の売買高概算は17億6754万株。売買代金概算は4兆5512億円となった。値上がり銘柄数は745と全体の約45%、値下がり銘柄数は818、変わらずは62銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが316ドル安だったが、ナスダック指数は上昇し最高値を更新した。この流れを受けた東京株式市場は、日経平均株価が前日比65円安でスタート。前日までの2日間で日経平均株価は2000円を超える上昇を演じたことから、利益確定売りが膨らみ、下値を切り下げる展開が続いた。決算内容を嫌気して急落する銘柄も目立ち、今後の業績発表を警戒視する「ガイダンスリスク」も意識された。足もとで値を上げた自動車や銀行株などに売りが膨らみ、日経平均株価は一時430円を超える下落となる場面があった。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、三菱重工業<7011>が安く、良品計画<7453>、サンリオ<8136>が軟調。トヨタ自動車<7203>や、ホンダ<7267>、マツダ<7261>が売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>も軟調だった。前日発表した決算内容が嫌気され信越化学工業<4063>や三菱自動車工業<7211>が大幅安となった。
半面、ディスコ<6146>やアドバンテスト<6857>が高く、フジクラ<5803>や古河電気工業<5801>が値を上げた。IHI<7013>やソフトバンクグループ<9984>が買われた。ニデック<6594>や日本郵船<9101>もしっかり。富士通<6702>やNEC<6701>も堅調だった。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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