急反発、イランを巡る緊迫感が強まる=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=68.15(+3.17 +4.88%)
イランと米国が核開発協議を続けるなかで、イランがウラン濃縮を停止する可能性についてトランプ米大統領が以前ほど確信が持てないと述べたことから、イランを巡る緊迫感が強まった。これまでに米国はイランにウラン濃縮の完全停止や核施設の破棄などを求めていたが、イランはウラン濃縮の完全停止を拒絶しているうえ、イスラエルが非公式に保有している核兵器の廃棄を主張するなど、協議の攻守が逆転している。中東の米大使館や米軍基地に勤務する不要不急の職員とその家族が退避を始めたとの報道があることも緊迫感を煽っている。
時間外取引で7月限は堅調。通常取引開始後は68.37ドルまで一段高となった。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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