東京コアCPIが23年1月以来の高水準 利上げ観測高まる ドル円143.75円まで軟化
東京コアCPIが23年1月以来の高水準 利上げ観測高まる ドル円143.75円まで軟化
東京都5月の消費者物価指数のコアCPIは3.6%と前回の3.4%から伸びが加速、市場予想も上回った。2023年1月以来およそ2年ぶりの大きさとなったことで、日銀の年内利上げ観測が高まった。
27日に開催された日銀国際コンファレンスで植田総裁は見通しが改善すれば利上げを継続する意向を明確に示したほか、足下の物価上昇率はユーロ圏や米国より高くなっていると述べた。総裁発言が「ややタカ派」だったことで円買いが一時進んだ。来週は4月の実質賃金と第1四半期の設備投資が発表される。設備投資はGDPに反映されるため、やや注目か。
東京消費者物価指数(5月)08:30
結果 3.4%
予想 3.4% 前回 3.4%(3.5%から修正)(前年比)
結果 3.6%
予想 3.5% 前回 3.4%(生鮮食料品除くコア・前年比)
結果 3.3%
予想 3.2% 前回 3.1%(生鮮食料品エネルギー除くコアコア・前年比)

執筆者 : MINKABU PRESS
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