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ダウ平均は反発 米中協議への期待 パウエル会見に買いの反応も=米国株概況

株式 

NY株式7日(NY時間16:27)(日本時間05:27)
ダウ平均   41113.97(+284.97 +0.70%)
S&P500    5631.28(+24.37 +0.43%)
ナスダック   17738.16(+48.50 +0.27%)
CME日経平均先物 37045(大証終比:+265 +0.72%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発の一方、IT・ハイテク株には途中から売りが広がり、ナスダックは一時下げに転じた。ベッセント財務長官が、米中が今週末にスイスで貿易協議を行うことを明らかにした。このことで貿易協議への進展期待が再び高まっている。今回の米中協議はトランプ関税が発表されて以来、両国間で初めて確認された協議。

 また、中国が金融政策の緩和を発表したこともムードを押し上げ。中国人民銀行は、政策金利を1.5%から1.4%に引き下げ、預金準備率を0.5%ポイント引き下げると発表。

 ただ、米株式市場が回復して行くかは貿易協議が具体的な成果を生むかに依存する。それについて慎重に見ている向きも多く、ストラテジストからは「当面は上昇局面での戻り売り戦略を維持する方針」との指摘も聞かれた。「市場は先週の関税問題の相対的な落ち着きに、偽りの安心感に浸り、継続する不確実性を無視し、まだFRBの救済措置が存在しないことを忘れている」とも述べていた。

 IT・ハイテク株についてはアルファベット<GOOG><GOOGL>の下げが影響。アップル<AAPL>が自社のブラウザ「サファリ」について、AIを活用した検索エンジンに焦点を当てた形に再構築することを検討していることを明らかにした。オープンAI、パープレキシティAI、アンスロピックなどのAI検索プロバイダーも選択できるようにしたいとしている。

 ただ、引け間際にトランプ政権が半導体輸出制限の見直しを目的とした広範な取り組みとして、バイデン政権時代のAIチップの輸出規制を撤廃する方針だと伝わったことで、半導体関連株が買われ、ナスダックはプラスで終えている。

 午後にFOMCの結果が発表され、予想通りに政策は据え置かれた。その後のパウエル議長の会見を受けて、米株式市場は買いの反応が見られていた。ある程度想定通りの内容で、追加利下げに慎重姿勢を強調していた。議長は「金利調整を急ぐ必要はない。FRBは明確さが得られるまで待つ立場にある」と述べていた。不確実性が高まっている点も強調し、失業率とインフレの両方の上昇リスクが高まっていることにも言及。

 ただ、米株式市場は上昇の反応を見せた。議長が「実際の経済データにはまだ景気減速が示されていない」と述べていた点をポジティブに捉えていた模様。一方、全体的に大きく方向感を変えるほどの動きまでには繋がっていない。

 ディズニー<DIS>が決算を受け大幅高となり、ダウ平均をサポート。1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、通期の1株利益の見通しも予想を上回った。また、アブダビに中東初のディズニーランドを開園するとも発表。

 ウーバー・テクノロジーズ<UBER>が決算を受け下落。ブッキングが予想を下回ったほか、ライドシェア事業における成長鈍化も報告した。ただ、アナリストは同社の見通しに比較的ポジティブな見方を維持している。

 バイオ医薬品のサレプタ・セラピューティックス<SRPT>が決算を受け大幅安。通期の製品売上高の見通しを下方修正した。今回の決算を受けて多くのアナリストが目標株価を引き下げている。

 半導体ソリューションを手掛けるマーベル・テクノロジー<MRVL>が大幅安。前日引け後にガイダンスの変更を発表。2-4月期(第1四半期)の売上高が従来の予想レンジの上限に達しなかったことを明らかにした。投資家説明会も延期と発表。

 企業の制服や職場用品のサービスを手掛けるベスティス<VSTS>が急落。1株損益が予想外の赤字となったほか、売上高も予想を下回った。第3四半期の見通しも発表し、予想を下回る売上高とEBITDA見通しを発表した。財務基盤強化のために配当停止も発表。

 マーケティンング・オートメーション開発のクラビヨ<KVYO>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを上方修正した。

ディズニー<DIS> 102.09(+9.92 +10.76%)
ウーバー<UBER> 83.65(-2.18 -2.54%)
サレプタ<SRPT> 36.72(-10.03 -21.45%)
マーベル<MRVL> 56.31(-4.91 -8.02%)
ベスティス<VSTS> 5.44(-3.27 -37.54%)
クラビヨ<KVYO> 33.62(+2.02 +6.39%)

アップル<AAPL> 196.25(-2.26 -1.14%)
マイクロソフト<MSFT> 433.35(+0.04 +0.01%)
アマゾン<AMZN> 188.71(+3.70 +2.00%)
アルファベットC<GOOG> 152.80(-12.40 -7.51%)
アルファベットA<GOOGL> 151.38(-11.85 -7.26%)
テスラ<TSLA> 276.22(+0.87 +0.32%)
エヌビディア<NVDA> 117.06(+3.52 +3.10%)
メタ<META> 596.81(+9.50 +1.62%)
AMD<AMD> 100.36(+1.74 +1.76%)
イーライリリー<LLY> 776.72(+1.60 +0.21%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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