朝にドル売り円売り、その後もみ合い=東京為替概況
朝にドル売り円売り、その後もみ合い=東京為替概況
週明け24日の東京市場。朝はドル売り円売りが優勢となり、午前中に149円95銭を付けた。週末の米通信社報道でトランプ政権が4月2日発動の相互関税について、一部の国・地域を除外する可能性が示唆されたことで、リスク選好の動きとなった。
ドル円は150円を付けきれなかったことでその後調整が入ったが、一時下げた米債利回りが上昇したことによるドル全般の買いもあって値幅は限定的。149円60銭前後への下げにとどまっている。米債利回りは朝方4.265%を付けていたが、その後4.285%まで上昇。
ユーロドルは朝のドル安円安を受けて1.0808から1.0840までユーロ高ドル安となった。その後はドル全般の買いに押され1.0810台を付けている。ロンドン勢が入ってきて再びユーロが買われ午前の高値圏へ上昇。
ユーロ円はドル円の上昇もあり、午前に162円30銭前後を付けると、その後昼過ぎまで高値圏もみ合い。午後に入って162円00銭前後まで調整も、ユーロドルが押し目から買われたこともあり162円30銭前後を付けた。
NZドルが対ドルで軟調。朝のドル安局面で0.5750前後を付けた後、0.5719まで下げた。目立った材料は見られず、関税に絡んだ警戒感がNZドル売りにつながったとの見方があった。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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