アジア株 香港株大幅続落、週末を前に持ち高調整の売り 来週の不動産協会会議に期待
アジア株 香港株大幅続落、週末を前に持ち高調整の売り 来週の不動産協会会議に期待
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 23703.89(-516.06 -2.13%)
中国上海総合指数 3376.96(-31.99 -0.94%)
台湾加権指数 22301.36(-75.90 -0.34%)
韓国総合株価指数 2642.94(+5.84 +0.22%)
豪ASX200指数 7927.50(+8.61 +0.11%)
インドSENSEX30種 76527.06(+179.00 +0.23%)
アジア株はまちまち。
香港中国は景気支援策を好感して今週、高値を更新したことから週末を前にいったん利益確定売りが強まっている。上海株は昨年末以来、香港株にいたっては約3年ぶり高値を更新した。トランプが依然として4月2日に相互関税を発動する方針を示しており、関税による世界的な貿易戦争激化が警戒されている。中国市場では27日に開かれる中国不動産協会会議に期待するしかないか。トランプ米政権はイラン産原油輸入との関連を理由に中国の石油製油所に制裁を科す方針を発表、トランプが中国の精製システムを直接標的とした初の措置だ。
一方、ポジティブな材料もある。中国不動産市場が転換点に近づいているとの声が聞かれる。中国主要5都市の既存住宅販売が週ベースで前年比30%以上増加した。政府の支援策のかいあって中国が不動産不況から脱却しつつあるようだ。
来週は中国大手企業決算が予定されている。超高速EV充電技術を発表し上場来高値を更新した電気自動車メーカーのBYDのほか、華潤置地や龍湖集団など大手不動産会社。中国銀行、中国工商銀行、中国農業銀行、中国建設銀行といった大手銀行のほか、エネルギー会社の中国石油化工と中国海洋石油の決算も予定されている。
香港株は大幅続落。自動車や医療品、ハイテク、素材など幅広い銘柄が下落している。上海株も大幅続落。ハイテクや消費財、医療品、生活必需品関連が下落している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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