アジア株 上海株上値重い、ファーウェイ巡り米中関係悪化 中国は利益守るための措置講じる
アジア株 上海株上値重い、ファーウェイ巡り米中関係悪化 中国は利益守るための措置講じる
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 23856.05(+174.57 +0.74%)
中国上海総合指数 3393.49(+13.02 +0.39%)
台湾加権指数 21783.54(+257.51 +1.20%)
韓国総合株価指数 2627.01(+25.21 +0.97%)
豪ASX200指数 8389.60(+46.27 +0.55%)
インドSENSEX30種 81875.06(+688.62 +0.85%)
アジア株は上昇、中国支援策期待の買いが続いている。
中国国家発展改革委員会(発改委)は経済と雇用の安定化を加速させると約束、6月末までにほとんどの政策を実施すると述べた。また、都市再生計画も発表した。モルガンスタンレーは米中交渉進展により中国の見通しが改善したとして、今年の中国経済成長率予想を従来の4.2%から4.5%に上方修正し中国株の目標も引き上げた。
ただ、一方でファーウェイ規制巡り米中関係が悪化しており、米中貿易交渉のさらなる進展への期待は後退している。
中国商務省は米の中国製半導体に対する規制は一方的ないじめ・脅迫だとして、中国の権利と利益を守るための措置を講じるとの声明を発表した。トランプ米政権は先週、ファーウェイ製AI半導体使用は「世界のどこであっても」米国の輸出規制に違反するとの指針を発表した。その数日後「世界のどこであっても」の文言を削除したが、中国政府の怒りを収めることはできなかった。
香港株は約2カ月ぶり高値をつけている。上海株は上昇も上値は重い、米中懸念が重石。
豪州株は約3カ月ぶり高値をつけている、原油高を好感してサントスなどエネルギー関連が総じて上昇。イスラエルがイランの核施設への攻撃を計画しているとの報道を受けNY原油は一時急騰、1バレル=64ドル台に乗せる場面があった。

執筆者 : MINKABU PRESS
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