円売りがやや優勢に、高田委員の発言に驚きなし=東京為替前場概況
東京午前のドル円は円売りがやや優勢。ドル円は152.31円付近まで水準を切り上げる場面があった。高田日銀審議委員の講演が警戒されていたが、特に驚きはなかったことから円安に振れた。高田日銀審議委員は「物価が見通し通り推移すれば、金融緩和の度合いをさらに調整する必要がある」、「1月の追加利上げ以降もギアシフトを段階的に行っていく視点も重要だ」と述べた。ただ、日銀の追加利上げ観測に変わりはなく、ドル円の上値は伸びず。
ユーロ円は159.13円付近、豪ドル円は96.70円付近までやや上振れ。NZ中銀の大幅利下げ発表後、NZドル円は86.16円付近まで軟化したが、下げ一服後は反転し本日の下げ幅を消している。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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