円安水準での揉み合い続く、米消費者物価指数待ちで ドル円153円台半ば=ロンドン為替概況
円安水準での揉み合い続く、米消費者物価指数待ちで ドル円153円台半ば=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、値動きが落ち着いている。東京市場で進行した円安水準での揉み合いが続いている。日本時間午後10時30分の米消費者物価指数発表を控えて、模様眺めムードが広がっている。ドル円は東京市場で152円台前半から153円台に乗せた後、ロンドン朝方には153.90近くまで高値を伸ばした。その後の調整は153.40付近までにとどまり、概ね153円台半ばから後半で推移している。クロス円も同様。ユーロ円は東京市場で158円割れ水準から159円台乗せとなった後、ロンドン朝方に159.67近辺に高値を伸ばした。その後は159円台前半を中心に推移している。ポンド円も189円台半ばから191円台後半まで買われああとは191円台前半に落ち着きどころを見出している。欧州株はやや買いが優勢も、値幅は限定的。米債利回りは前日終値付近で推移。トランプ関税関連の新たな情報も出ていない。ユーロドルは1.03台後半、ポンドドルは1.24台半ばでの揉み合い。ドル指数は前日終値付近で推移している。原油先物や金先物は調整売りに上値重く推移している。
ドル円は153円台半ばでの取引。東京朝方の152.38近辺を安値にその後は買われ続けた。東京午後には153.70付近まで上昇。ロンドン朝方には153.40付近まで調整売りが入ったが、再び高値を153.89近辺まで伸ばしている。足元では153円台半ばから後半に高止まりしており、米消費者物価指数発表待ちになっている。
ユーロドルは1.03台後半での取引。東京午前に1.0354近辺、ロンドン市場では1.0380台乗せと狭いレンジで推移している。ユーロ円はドル円とともに東京市場で大幅上昇。157.90付近から159円台乗せへと買われた。ロンドン時間には159円付近で下げ止まると、高値を159.67近辺に伸ばしている。足元では159円台前半での揉み合いが続いている。対ポンドではユーロ買いが入っているが、前日の動きに調整が入る程度となっている。
ポンドドルは1.24台半ばでの取引。レンジは1.2433から1.2465までと狭く、前日NY終値を挟んだ揉み合いに終始している。ポンド円はドル円とともに上昇。東京市場で189.52近辺から191円台前半へ買われた。ロンドン市場では191円台割れとなる場面もあったが、高値を191.74近辺まで伸ばしている。現時点では191円台前半で推移している。ユーロポンドは0.8321近辺から0.8341近辺へと水準を上げており、ややポンドに売り戻しが入っている。英国立経済社会研究所(NIESR)は、英国の年間成長率予測を1.2%から1.5%に引き上げたが、トランプ関税による成長阻害を警戒、ポンドが下落する可能性を指摘している。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
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執筆者 : MINKABU PRESS
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