【本日の見通し】日本の利上げは織り込みも、上値はやや重いか
【本日の見通し】日本の利上げは織り込みも、上値はやや重いか
今週の市場でトランプ大統領就任に絡んで上下を見せたドル円は、昨日の海外市場で155円台での推移。不安定な動きを意識も、動きがやや落ち着いてきている。今のところ目立った言及のない対中関税についてのトランプ大統領の言及があればドル買いが進む可能性があるものの、ドル円に関しては日銀会合での利上げが織り込まれており、トランプ大統領警戒以外では上値が重い展開。
メキシコとカナダへの関税への言及時も、瞬間大きく買われたものの、その後売りが出るなど一時的な上昇にとどまっており、流れ的には下方向か。
ユーロはややしっかりの展開が続いている。24日まで開催されている世界経済フォーラム(ダボス会議)で、今日ラガルドECB総裁やビルロアドガロー仏中銀総裁などECB関係者の講演が複数予定されている。前向きな発言が目立つようだと、ユーロ買いが強まる可能性がある。
クロス円はドル主導でやりにくさがある。ユーロ円は先週160円割れを付けたときに比べて円高の勢いが見られず、ややしっかりの展開も、かなり不安定な動きとなりそう。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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