ユーロドルは1.04ドル台に買い戻し リバウンド相場への期待も=NY為替
NY時間にかけてドルの戻り売りが優勢となる中、ユーロドルは1.04ドル台まで買い戻されている。本日はトランプ大統領の就任式後の関税に関する発言などで、ユーロドルは1.03ドル台半ばに下落していたが、21日線でサポートされる格好で1.04ドル台に戻している。NY市場が休場だった前日にユーロドルは買い戻しが強まり、オプション市場ではパリティ(1.00ドル)への下落の可能性を後退させている。1.04ドル台に入ると上値抵抗も強そうだが、それを突破して1.05ドル台を回復できるようであれば、自律反発のリバウンド相場も期待できそうだ。
トランプ大統領は関税に関して、メキシコとカナダについては具体的に言及したものの、いまのところ中国、EUについては言及していない。いずれ出てくるであろうが、市場は警戒していたほどではなかったとの雰囲気も出ているようだ。
一方、ECBの利下げについて情勢に変化はない。来週のECB理事会での0.25%ポイントの利下げがほぼ確実視されているほか、その後についても理事会ごとに利下げ実施との見方もECB理事のビルロワドガロー仏中銀総裁から出ていた。夏までに中銀預金金利は2.00%までの低下の可能性に言及していた。
EUR/USD 1.0415 EUR/JPY 161.88 EUR/GBP 0.8455
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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