米10年債利回りは急低下 米CPIを受けて利下げ期待が復活=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:29)(日本時間06:29)
米2年債 4.264(-0.103)
米10年債 4.653(-0.139)
米30年債 4.879(-0.096)
期待インフレ率 2.433(-0.030)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは急低下。この日の12月の米消費者物価指数(CPI)を受けて、市場に安心感が広がり、利回りも大きく低下した。短期金融市場ではFRBの7月利下げの期待が復活している。
米CPIはコア指数が予想を下回った。前日の米生産者物価指数(PPI)とあわせて、インフレ再燃への警戒を強めていた市場に安心感を与えたようだ。
ただ、FRBが1月に利下げに動くには不十分なことは確かだ。来月発表されるCPIも落ち着いた内容となり、さらに雇用が鈍化すれば、3月利下げが再び選択肢として浮上する可能性はあるという。
10年債は一時4.63%台まで急低下し、2年債も一時4.25%台に低下。
2-10年債の利回り格差は+38(前営業日:+42)にイールドカーブはフラット化している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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