ドル円、ドル高以上に円高の動きが圧迫 一時156円台=NY為替序盤
きょうも為替市場はドル買い優勢の展開が見られている。ただ、ドル円は上値の重い展開で、ドル高以上に円高の動きがドル円を圧迫。一時156円台に下落する場面も見られた。株式市場が不安定になっており、リスク回避の円買いが出ている可能性もありそうだ。
先週の米雇用統計は米労働市場の力強さを示したことでFRBの今年の利下げ期待がさらに後退している。エコノミストは揃ってFRBの利下げ見通しを後退させ、中にはインフレ指標次第では利下げ期待が消滅し、次の行動は利上げとの見方も浮上との指摘も聞かれる。今週は水曜日に12月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、その内容を市場は注視している。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は158円に観測。
13日(月)
158.00 (9.3億ドル)
15日(水)
160.00(8.8億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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