【これからの見通し】先週末の米雇用統計受けたドル高・円高の持続性を探る
【これからの見通し】先週末の米雇用統計受けたドル高・円高の持続性を探る
週明けのアジア市場ははドル高と円高の流れがみられている。先週末の米雇用統計が強い結果となったことが、米債利回り上昇とともにドル高の反応を広げた。一方で、市場での次回の米利下げについての完全な織り込みは秋以降へと後退した。週末の米株式市場は大きく値を下げて引けた。為替市場ではリスク回避的な円高の動きもみられた。
週明けのアジア市場でも株安とともに、ドル高・円高となっている。足元ではドル円は157.25近辺、ユーロ円は160.67近辺、ユーロドルは1.0208近辺まで安値を広げた。欧州株や米株の先物も軟調な推移となっている。ロンドン序盤にかけて、株安やドル高・円高の持続性を探る展開となりそうだ。
この後の海外市場で発表される経済指標は、トルコ経常収支(11月)、インド消費者物価指数(CPI)(12月)など。英米欧などの主要経済指標発表は予定されていない。明日の米生産者物価指数や、明後日の英米消費者物価指数発表待ちとなろう。
発言イベント関連でも、きょうは特段の予定は組まれていない。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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