ドル円、157円を挟んでの取引 調整の動きが続く=NY為替序盤
きょうの為替市場でドル円は157円を挟んでの取引となっている。NY時間に入ってドル買いが優勢となっているものの、円高の動きがドル円の上値を抑えている。東京勢が正月休みの中、円相場は動意薄の展開の中、ドル円は調整の動きが続いている。
日銀の植田総裁はクリスマスの講演で、1月の利上げに関する明確なシグナルを発することを避けた。投資家は依然としてその可能性はあると見ているものの、トランプ次期政権の動向や春闘の動静を確認できる3月の方を有力視している。
短期金融市場では1月の利上げ確率を40%、3月までなら70%で見ている。主要各国が利下げの中、唯一日銀だけが利上げを実施している。今年も昨年以上に注目が集まりそうだが、最近の日銀からの発言は利上げに慎重になっている雰囲気も出ている。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は156.65円に観測。
2日(木)
156.65 (9.7億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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