ユーロドルは小動き 低成長と政治混乱によりECBの利下げ観測が根強い=NY為替
きょうの為替市場はクリスマス・イブで動意薄の中、ユーロドルは1.04ドルちょうど付近での狭い範囲での振幅が続いている。ユーロドルは一旦下げを一服させているものの、買い戻しの気配までは見られず、依然上値の重い展開が続いている。
欧州経済の低成長と政治的混乱により、ECBが相当程度の利下げを迫られるとの見通しがユーロの上値を引き続き圧迫しているようだ。政治に関しては、マクロン仏大統領がバイル氏を新首相に据え、今年4人目の首相となる新内閣を発表。ただ、少数与党の政府が財政赤字縮小を目指す予算案に合意するよう野党を説得するのは難しいと見られている。
フランスは少なくとも来年夏まで解散総選挙も実施できず、しばらくは不安定な状況が続きそうだ。
EUR/USD 1.0396 EUR/JPY 163.45 EUR/GBP 0.8283
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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