豪中銀12月議事録 インフレに対する自信深まるも勝利宣言は時期尚早だ
豪中銀12月議事録 インフレに対する自信深まるも勝利宣言は時期尚早だ
豪中銀は12月10日開催の議事録を公表した。
豪中銀はインフレが中銀目標範囲に向かって持続的に動いているという自信を深めているが、最近の消費の回復と依然として厳しい労働市場を考えると、戦いに勝利したと宣言するのは時期尚早だ。12月会合では将来的に金融政策を緩和するか、現在の引き締め水準を維持するかを議論した。最近の経済データは政策見通しを変えるのに不十分だとして金利を据え置くことを選択した。
世界的なサービス価格の上昇は予想よりも長く続いており豪州でも同様の結果となる可能性がある。中銀の基本シナリオでは失業率は12月に4.3%に上昇し、来年4.5%でピークを迎える。CPIトリム平均は今年3.4%で終わり、2025年半ばまでに中銀目標2-3%の上限に達すると見ている。
雇用やインフレに関するデータと豪中銀メンバーによる最新予測が2月18日の会合までに入手できる。
執筆者 : MINKABU PRESS
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